『ルームナンバー1044』 (2)
指先でなぞるだけでクチュクチュとイヤラシイ音を立てる。それに合わせて、彼女の息が不規則に荒くなり、声にならない声に変わる。
「舐めてあげようか?」
俺が言うと、彼女の腰がピクンと跳ねた。
「舐めてあげようか?」
「…ダメ、お風呂に入ってからじゃないと…ダメ」
「ダメ?こんなにグチュグチュになっているのに…お前にも聞こえるだろう、ほら、ソファに横になって、下着を取りなさい」
「…はい」
彼女は言われたとおり、ソファに横になって下着を外した。
「バカ、そんなパパッと脱いでしまっていいのか?わかるだろ?風呂に入るみたいに脱いではイケナイ。わかるね。やり直しだ。」
「…はい」
ベチョベチョになっている下着を彼女は、またつけて、今度は、ゆっくりと腰をねじらせながら、少しずつ脱いでいく。
「そうだ、チ○ポが欲しくて欲しくてたまらない、そういう風に脱ぐんだ。でも、まだあげないよ。簡単にはあげない。わかったね。俺の顔を見ながら脱ぐんだ。視線を外すな。やり直しだ。」
下着を脱ぎなおす彼女の顔が、どんどん変わって行く。恥ずかしくて目を合わせる事は苦痛なのに、それは俺によって許されない。頬が赤み、目が潤んで、半開きの口から息が漏れる。下着についていた愛液が太股についてライトに照らされキラキラと光っている。
「よくなってきたよ。お前は上手だ。いい子だね。」
頭を撫でてやると、彼女は安心した表情をした。
「でも、やり直し。できるね。四六時中、発情していて恥ずかしくて死にそうです、そういう風に脱ぎなさい。」
とたんに彼女は涙目になって、黒い小さなベチョベチョの下着を付け直す。そして、クネクネと脱ぎながら
「…センセイ…センセイ…」
涙をポロポロこぼしながら、恥を受け入れ俺に助けを求ながら、ソファまで愛液で濡らし、下着に親指をかけ、少しずつ脱いでいく。
よく知らない女とやってもつまらない。性の処理という意味では、全く知らない女でも問題はない。ただ性器の摩擦というスポーツみたいなセックスでは足りない。よく知っている女がプレイによって変わって行く姿を見るのが好きだ。よく知らない女だと変化がわからない。だから、彼女のことを、もっとよく知りたい。それは、愛情に近い感情だろう。つまり、俺が欲しているのは、俺の影響力を見ることなんだ。俺の影響力によって、普通の生活を送るために彼女が隠している本質的なものが表に姿を現した時、それが、俺を満足させる。
「…センセイ…」
ヌラヌラのヴァギナを晒し、俺に助けられたい彼女を見下ろす。
「下着を出しなさい」
脱ぎ着を繰り返した小さな下着を無言で俺に手渡す彼女。性器に当たる場所、クロッチ以外もヌルヌルと濡れていて、女の匂いがプンプンする。
「こんなに濡らしたのか、お前は…」
下着を裏返してクロッチの匂いを嗅ぐ。
「…センセイ、やめて、センセイ」
「ダメだ、やめない、今日は匂いがきついぞ。オシッコの匂いもする。どんな味か確かめるから見ていなさい」
クロッチ部分を広げて、舌を出し、彼女によく見える角度でヌルヌルを舐める。
「センセイ、やめて、恥ずかしい、センセイ、やめて」
彼女が下着を奪おうと手を伸ばしたのを押さえつけ、ヌルヌルを味わう。
「今日は味も濃いな。お前、そろそろ生理か」
「…センセイ、うぅ、やめて…」
彼女がいやらしい顔のままで泣き始める。
白くむっちりした太股に指を食い込ませながら
「いい子だ、舐めてやろうか」
そう言うと、
「………舐めて」
小さな声で言って、クネクネと腰を動かす。
「お願いする時は何て言うんだ?いつも教えてるだろ?」
「…お願いします、舐めて下さい…」
つづく
次回作は7月22日(金)掲載予定!