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作者:七瀬

プロフィール

・1977年7月生まれ
・職業:某デリヘル店に勤務

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Archive for 4月, 2011

パーティー(5)

4月 22nd, 2011

男を跨(また)ぐようにカウチに立つ。

「目をあけて」

両手を使い、オマ○コを広げて、男の顔かから80センチ上にある充血して赤いはずのアソコを見せつける。太陽の光は嘘をつかない。ホテルの落とされた照明のように、粗(あら)を隠すような事はしない。破れたストッキングの足を触るか触らないか程度に、色黒の腕が撫でる。自分でクリトリスに軽く触れると、お腹の奥の方から温かいヌルヌルとした快感がオマ○コ周辺に集結してきて、男と目が合い、繋がりたくなったが、まだダメ。我慢の報酬としての快感が待っているのだから。顔の上に座る。

午後の柔らかい光に、柔らかそうな男の舌が光り、その存在を確かめるようにクリトリスに軽く触れ、左右からのリズミカルな刺激に合わせ、私は、ブラウスのボタンを1つ1つ男に見せつけながら開けた。ブラジャーに支えられていた左の胸を落とす。右より左の乳首の方が感じる。実際、右の乳首は弱々しいが、左の乳首はこんなにも立ってやる気に満ちているようだ。右手でギューッとオッパイを掴む、痛いぐらいにギュっと。クリトリスを震わせる舌の動きが、芋虫とかミミズが苦しんでいるみたいに見えて、男は私を見ている。腰が無意識に前後に動いてしまって、オマ○コが男の口と鼻を塞いでいる。

「むぅ、むぅ」

と男の声が漏れる。前屈(かが)みになって、腰を早く動かす。息が上がってきて、声にならない声は、男を責めていたはずなのに、すがるようで恥ずかしくなる。ヌルヌルの感覚は全身まで広がろうとしていて、チ○ポが欲しくて、このままイってしまうのは勿体ない。我慢して我慢して我慢した方が、快感は増進する。体を反らして、男の股間をさする。きつそうなズボンは湿っていて、チャックを開けて、その窓に手を入れてパンツの上から撫でた。熱くて、ドキドキしてしまう。シルクの肌触りがスルスルとしていて、その、セックスの時はいつもシルクを選ぶところが、この男を好きな理由の1つかもしれない。亀頭の部分はヌルヌルで、そこを摩擦すると、男の腰に力が入った。たまらなくなって、カウチを降り、ズボンと愛おしいパンツを剥ぐ。

下腹につくかのようにそそり立ったっそれは、サーモンピンクの男のシャツとは対照的に浅黒く、卑(いや)しく匂い立って、両手で握らなければならないほど長い棒の上に乗っている頭は、堂々としていて、お口から透明な液体を滲ませている。子供が成人している父親のチ○ポだと思えない。生殖には充分すぎるほど、充分だ。

カリが張っているから、フェラチオするのは大変なのだ。もっと小さければ、もっとイロイロな技も使えるが、チ○ポ品評会があったら間違いなく優勝してしまいそうなチ○ポ。赤くいきり立ったエラを舐め回してから、アーン、と口を開けて食べる。もっと頼りないチ○ポだったらツルンっと入るのに、男の物は、こじ入れないと、入らない。唇をすぼめ、首をゆっくりと上下に動かす。首を大きくストロークすると、喉の奥にカリが触れていて、オエっとなり、むせて、涎が口から垂れた。

「大丈夫か?」

血管が浮き出ているチ○ポは私の目の前にあって、向こうに心配そうな男の顔が見える。

「知ってる?こんな大きすぎるチ○ポはね…」

つづく

次回作は5月13日(金)掲載予定!

七瀬 小説