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作者:七瀬

プロフィール

・1977年7月生まれ
・職業:某デリヘル店に勤務

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Archive for 6月, 2011

パーティー(8) 最終話

6月 10th, 2011

漆黒の陰毛を掻き分けて、周りの肌よりいくらか色素が濃くなったふくらみの間に、年齢のわりに初々しいビラビラが濡れて光って、その裂け目の先端に、ぷっくりと固くなり大きいクリトリスが付いている。ふくらみを広げると、膣の入り口が広がり、その奥にあるものを神秘的なものにしてしまう。成熟した大人の女の匂いが漂い、分泌液は膣の外まで溢れて、お尻の方まで垂れている。
「ねえ、あなた、毎日オナニーしてるでしょ。」
「……していないです。」
「嘘はイケナイ。正直に話すのよ。わかったわね。」
嫁は俯(うつむ)き、頬が赤い。
「…はい、しています。毎日。」
「どこを見て言ってるの?視線を合わせなさい。小さいころに習ったでしょう?人と話すときは目を見てってね。色素沈着が少ない割に、膣が広がっているわよ。苦手なのよね。わかるわ。乱暴だし、彼らはちょっと男性ってものを意識しすぎなのよね。まるでいらないものみたいに体の外に付いているチ○ポ、失礼、ペニスをねじ込んで、中で射精っていう排泄までして失礼しちゃうわよね。」
クリトリスを吸うようにして、オマ○コの入り口を撫でると、嫁の太ももから腰に力が入った。
「感じているんでしょ?私に声を聞かせて。あなたの感じている声が聞きたいの。」
再び、クリトリスを吸って、指2本を膣に差し入れ、快感のスポットを探す。膣壁を押すように刺激する場合、指1本では力が点の形で集中してしまうので痛いのだ。女の体は、女が1番知っている。
「くううう…」
嫁の声が、ここが、そのスポットだと教えてくれる。
「まだよ、まだダメよ。全開で気持ちよくなるのは、まだ先よ。快感の波に飲まれてはダメよ。」
「…はい」
「グチュグチュしてるじゃない。録音していいかしら?最近の携帯電話は便利よね。ねえ、あなたもそう思うでしょう?あなたの写真撮るわ。いいわね?旦那に見て貰うのよ。写真と音と。あなたがどんなにいやらしいか知って貰いなさい。」
「…ん…ダメです。そ、それだけはよして下さい。あん…私…」
グチョッグチョッ、音が部屋に響く。
「こんなに感じて、カウチまで濡らして、どうするの?あなたはマン汁でカウチを濡らしたのよ。スケベな悪い子。」
「…ご、ごめんなさい、私、イッちゃえるかも…そのまま、動かしてください、…ああ、もう少し、もう少し」
嫁の腰が上下に動いていて、目を閉じ、顎を上げ、太ももまでも汗ばみ、足の指は力が入って丸まり、愛液は私の手のひらに溜まっている。
視線が痛い。あの時と同じだ。今度は男が、そのドアの隙間から私と嫁を見ているはずだ。

振り返り、男と目が合い、存在を確認する。
嫁はイク寸前のところで、耐えている。こちらへ来なさい、と言う意味で私が頷(うなず)くと、男はそっとリビングのドアを開けた。嫁は目をぎゅっと閉じて快感の渦の中にいる。男のズボンは膨らんでいて、ベルトははずされている。
嫁の耳元で
「よく我慢したわね。イッていいわよ。」
と言い、耳たぶを優しく噛み、息をかける。嫁のオマ○コは私の指をギュウギュウ締め付けて、もっともっとと奥に誘うように蠢く。男はズボンを下ろし、チ○ポをしごき始めた。
「い、来てるの、ああ、…もう、来てる、ごめんなさい、イきます、ひぃ、…いく、イク、イク、イク、イク」
嫁は全身を痙攣させ、男に見られながら、私によってイかされた。
朦朧(もうろう)としている嫁の髪の毛を掴み、ガックリとうな垂れた頭を上げる。
「目を開けなさい、いい、目を開けるの」
まどろみの中、強引に意識を戻された嫁は、目を大きく見開き、私の顔と、男の顔を交互み見る。
「ほら、見て貰いなさい。」
大きく足を広げてやると、拒否されると思ったが、自ら更に、大きく足を広げた。
「あなたを見て、チ○ポを立たせているのよ。」
嫁が俯く。
私が嫁に舌を絡めながらキスをして、スカートを上げパンツを脱いだ。嫁は男を見ていて、私にオマ○コを触られていて、息が荒くなっていく。男は私のオマ○コにチ○ポをこすり付けている。

午後の柔らかい日差し、リビング。ありふれた住宅街。

終わり


七瀬 小説